『成瀬は天下を取りにいく』（3月17日発売）は2021年第20回R-18文学賞を史上初のトリプル受賞（大賞、読者賞、友近賞）した「ありがとう西武大津店」を含む宮島未奈のデビュー作。ゲラの段階で各界から絶賛の声が続々と集まり、プルーフには12人もの著名人推薦コメントが躍る異例づくしの青春小説だ。 2021年、新潮社主催の新人賞、第20回「女による女のためのR-18文学賞」で史上初の三冠（大賞、読者賞、友近賞）を獲得した、宮島未奈の「ありがとう西武大津店」。選考委員の三浦しをん、辻村深月、友近から大絶賛され、業界内でも話題を呼んだ受賞作を含む単行本『成瀬は天下を取りにいく』が、3月17日にいよいよ刊行となる。 プルーフ段階から西川貴教、三浦しをんら多数の著名人より激賞コメントが届いたことで、海外翻訳オファーが殺到。コンペを勝ち抜いた韓国の出版社・素美メディアでの出版が決定、台湾でのコンペも進行している。 また出版に先立ち、作中にも登場するM-1王者ミルクボーイの二人からの激アツ書評も到着。 ミルクボーイの内海崇、駒場孝による『成瀬は天下を取りにいく』書評は、新潮社発行の月刊誌『波』（3月27日発売）に掲載されるが、二人揃って「ほんまに面白かった！」と大興奮、「成瀬に会えたのは運命」とまで言い切っている。 これらのニュースを受けて書店さんからも数多くの応援コメントと注文が届き、このたび発売前重版が決定した。
『成瀬は天下を取りにいく』内容紹介
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。日々全力で我が道を突き進む成瀬から、きっと誰もが目を離せない。
発売前から超話題沸騰！ 圧巻のデビュー作にして、いまだかつてない青春小説。
『成瀬は天下を取りにいく』推薦コメント
◉三浦しをん
青春は琵琶湖の形をしている。真円ではないが広々として楽しく、切ないほどにきらめいているのだ。
◉辻村深月
自分が人生のどこかで別れてきた「どこか」「何か」が共鳴する、いとおしい青春小説。
◉友近
迷うことなく推せる小説。成瀬はこんなに面白いのに、業界人って見る目ないんやな！ と思わず感情移入してしまった。
◉東村アキコ
甘酸っぱくもない、エモくもない、こんな女子中学生爆走物語を私は待ってました！！！
◉Aマッソ・加納愛子
成瀬になりたくて、なれなかった。だから芸人になった。
◉西川貴教
こんなにも『滋賀滋賀』してていいんですか？ いいんですね？ ありがとうございます！
◉石田衣良
新しい滋賀小説の誕生！ 成瀬はいい子だから、天下を取って、二百歳まで生きてほしい。
◉柚木麻子
可能性に賭けなくていい。可能性を楽しむだけで人生はこんなにも豊かになるのか。
◉南沢奈央
もうファンです！ 私も成瀬あかり史の証人になりたい！
◉村井理子
読めば景色が一変する。青い湖面が美しく光る大津港に、成瀬を探しに出かけたい。
◉瀧井朝世
心してページをめくってください。成瀬の魅力に心臓を撃ち抜かれます。
◉吉田大助
出会えたことが人生の奇跡。成瀬がそうだ。この本がそうだ。死ぬほど元気になれます。
【著者紹介：宮島未奈】
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県在住、京都大学文学部卒。2018年「二位の君」で代196回コバルト短編小説新人賞を受賞（宮島ムー名義）。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女により女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。同作を含め本書がデビュー作。
