「兵庫・宝塚を誇れる街に」国政も市政も知る強みを活かし現場感を大切に前進する 兵庫県議会議員 風早ひさお氏(PR)

医療従事者から転身、13年間国会議員の議員秘書を務め宝塚市議会議員を経て、2021年から兵庫県議会議員として活動する風早(かざはや)ひさお氏。

風早氏の実績には、国政と市政を知る県議会議員として、国と県と市を繋ぐ橋渡し役となり、多くのプロジェクトを円滑に動かしてきた手腕が光ります。

今回は風早氏のこれまでの取り組みや、そしてこれから実現したい「誇れる兵庫・宝塚市」に向けての構想などを、じっくり伺いました。

人生を賭けるなら地元・宝塚で

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治家の前は国会議員秘書をされていたのですね。

風早ひさお氏(以下、風早氏):

そうです。私は宝塚市で小中高を過ごし、北里大学を卒業後病院で勤務していました。病院の理事が選挙に出馬することになり、選挙活動のバックアップをしたんです。その流れで東京永田町へ出て国会議員秘書として13年勤務しました。

印象的だったのは、ある医療系の法改正。真剣でありながらどことなく現場感のない議論がなされていたところに、現場の声を受けた議員が的確な意見をしたことによって、たちまち勘所をおさえたいい法案になったのです。市民が声をあげ議員が動くことの大切さを痛切に感じました。

編集部:

そういった経験から政治家を志したのですか?

風早氏:

ええ、実は最初は青森から出馬の声がかかっていたのです。しかし、議員バッジをつけるというのは人生を燃やす大仕事。ひとつしかない命を賭けるなら、私は地元・宝塚をよくしたいと思い、秘書をやめて帰郷しました。

保守色の強い青森で政治家になっていたら、自民党カラーの中で色々なことができたかもしれません。正直、20年以上離れていた宝塚での挑戦は周囲には心配されました。でも宝塚を変えるためには、誰かがリスクをとらなくてはいけない。故郷のためにチャレンジしたいと、決心しました。

国政も市政も知っているからこそ知る現場感

編集部:

兵庫県議会議員としての取り組みで印象的だったことはありますか?

風早氏:

宝塚市の積年の課題である交通渋滞問題の解消に向けて、宝塚市と兵庫県の橋渡し役をしたことです。要望を上げる宝塚市と県内での優先順位をつけて取り組む兵庫県の折衝の末、硬直していた問題が動き出したとき、市と県の協働を働きかけることは県議会議員の大事な仕事だと実感しました。派手な事業ではありませんが、現場感をもって問題解消を進めている一例です。県議になってからの2年間で随分と宝塚市の課題が前に進みだしたと感じています。

編集部:

ほかにどのような政策を進められていますか?

風早氏:

政策には、「こども」「シニア」「にぎわい」をキーワードに、重点政策3+1という形で、「輝く未来を子どもたちに」「いくつになっても元気なアクティブシニア支援」「県市連携でワクワクする宝塚市を」「安心・安全で住み続けたい街・自慢できる街へ」の4つの柱を据えています。

さきほどの話にも繋がりますが、地域活力に繋がる都市計画として、街のランドマークとなるガーデンブリッジ「宝塚大橋」の改修プロジェクトでは、宝塚市民の意見を反映できるよう、兵庫県と宝塚市の連携を働きかけてきました。

くわえて、来る2025年の大阪・関西万博を一つの契機・通過点と設定し、観光へ注力していきます。兵庫県内各地において「ひょうごフィールドパビリオン」を展開。約2820万人と予想される国内外からの来場者にむけて、大阪や京都に負けないプロモーションを世界に向けて展開し、兵庫県へ誘うプロジェクトが進んでいます。

編集部:

子どもたちと高齢者についてはどのような取り組みをお考えですか?

風早氏:

阪神間にも人口減少の波は押し寄せています。変化していく時代の中で、今の子どもたちが大人になった時にその社会で活躍していくには、社会課題の解決に向けてチャレンジし、新たな価値を創造するアントレプレナー(起業家)の精神を養うことが重要だと考えています。「トライアルウィーク(職業体験)」に代表されるように地域に出て課題を抽出し、経営的解決へと収束していくところで大人が関与できるといいですね。

高齢者にとってはやはり介護が大きなトピックです。私は医療従事者だったので、介護や福祉、地域包括ケアシステムの現状を非常に懸念しています。必要な時に十分な医療や介護を受けられることは大前提として、サービスを多く受けられるよう介護度のアップを望んでしまうような今までの介護とは違い、「予防」や「改善」に対して、より意識をむける新しい介護を一つの選択肢として提唱したいですね。いわゆる一般的な介護サービスと、地域で生きがいや関係性を繋いでいくサービスと、両輪で進んでいくべきだと考えています。

編集部:

高齢者も子どもも、地域との関係性が重要だと。

風早氏:

その通りです。私が考えているのは、世代間交流ができて街としての機能もある「集いの場」があればということです。例えばデイサービスがあって、その周りに商店がある。ここに来れば買い物ができるという人の流れを作って、そこに子どもたちも入れたいんですね。今さら昔ながらの大家族での子育てに回帰するのは無理でも、もっとライトな形での世代間の相互交流があれば、子育て世代の孤立も防げますし、高齢者の生きがいにも繋がると思います。

「自分のためではなく、誰かがどこかで助かる政治」

編集部:

政治家になる前にトライアスロンにチャレンジされたと聞きました。

風早氏:

議員秘書になる前ですから20年ほど前ですが「全日本トライアスロン宮古島」に出場したんですよ。海で3km泳いで、150km自転車、最後に42.195kmのフルマラソンをするというものすごく過酷なレースなのですが、友人たちがサプライズでゴール前に集合してくれていて、横断幕まで作ってくれて、一緒にゴールしてくれた景色は今でもはっきり覚えています。私は本当に人に恵まれていて、いつも周囲にたくさんの人がいて助けてくれるんです。「前進あるのみ」と言えば聞こえはいいですが、散らかしながら進んでいる自覚はあります(笑)。周囲にはもう感謝しかないです。

編集部:

最後に一言メッセージをお願いします。

風早氏:

国会議員秘書を13年、市議会議員、県議会議員とひととおり経験し、それぞれの場所の現場感や仕組みを肌身で感じてきました。国・県・市が一体となり足並みを揃えて進まないといけない場面も多くあります。そんなときに、どのように自分が動けば県民・市民の皆さんの役に立てるのか、今に至るまでの経験が活かされていると感じます。

現在の兵庫県知事・齋藤元彦知事とは同い年です。タッグを組んでともに県政舵取りの両輪として取り組み、変化し続けている時代に合わせた政治や行政の実現に向けて前進しています。

政治家になって以来「幸福とは」といったことをよく考えます。相対的な幸福感では人は幸せになれません。自分で考えて自分が幸せだと思う世界を選んでいくことが大事です。私自身が政治家になり、「政治は誰がやっても同じ」なんてことは絶対に無いと確信を持っています。選挙投票にはぜひ足を運んでほしいですね。

「自分のためではなく、誰かがどこかで助かる政治」をモットーに東奔西走している良い議員はたくさんいます。私もそうあり続けるつもりです。そして兵庫県・宝塚市を誇れる街、住み続けたい街にするために、走り続けたいと思います。

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