続く季節先取りの暖かさ 3月下旬は全国的に平年よりかなり高温の可能性 気象庁1か月予報

一カ月予報(平均気温)(ウェザーマップ)

 気象庁は16日(木)、向こう1か月(3/18~4/17)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気が流れ込みやすいため、向こう1か月の気温は平年よりも高くなりそうだ。特に期間の前半は、気温がかなり高くなる見込み。

一カ月予報(日照時間)(ウェザーマップ)

 また、北日本日本海側は寒気の影響が弱いため、向こう1か月の日照時間は平年並みか多くなりそうだ。北日本の太平洋側は期間の前半を中心に低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなる見込み。

一カ月予報(降水量)(ウェザーマップ)

 東日本太平洋側と西日本では、期間の前半を中心に低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は多く、日照時間は少なくなりそうだ。沖縄・奄美では、期間の前半を中心に低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みが多い見通し。

高温に関する情報

高温に関する早期天候情報(ウェザーマップ)

 22日(水)ごろからの5日間ほどは、全国的に平年よりかなり気温が高くなる可能性がある。
 このため、気象庁は北海道から沖縄の全国に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。積雪が多い地域は、落雪やなだれ、急な雪解けにも注意が必要だ。

早期天候情報とは

原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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