巨人の鍬原拓也投手が選抜出場の母校にプレゼント オリジナルTシャツを北陸高校野球部へ

鍬原拓也投手から贈られたTシャツを着る笹井多輝主将(左)と友廣陸投手

 34年ぶりに選抜高校野球大会(3月18日開幕・甲子園球場)に出場する福井県の北陸高校野球部に、同部OBでプロ野球・巨人の鍬原拓也投手(26)からオリジナルTシャツの贈り物が届いた。北陸ナインは「かっこいい」「感謝です」と喜んでいる。

 Tシャツは紺色がベース。胸元にはユニホームと同じ書体の「Hokuriku」の校名や、鍬原投手の投球時のシルエットなどが描かれている。背面には選手一人一人の名前も記されている。

 選抜大会甲子園出場が決まった際、鍬原投手から贈り物の打診があったという。部員に加え、指導者らの分も合わせて約60着が3月上旬に贈られた。

 「すごくかっこいい」とエースの友廣陸投手は早速練習着で着用している。鍬原投手については「一流の選手で、参考にしていることは多い。自分も甲子園で活躍してプロ選手になりたい」と語った。笹井多輝主将も「恩返しができるよう甲子園でたくさん活躍したい」と話し、先輩の激励にプレーで応えるつもりだ。

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