計175人が思い出を胸に新たな一歩を踏み出した 津山高専の卒業式・専攻科修了式 / 岡山県津山市

津山高専(岡山県津山市沼)の卒業式・専攻科修了式が16日、新魚町のベルフォーレ津山(岡山県津山市)で開かれ、本科153人と専攻科22人、計175人が思い出を胸に新たな一歩を踏み出した。
卒業生は先進科学系43人、機械システム系32人、電気電子システム系38人、情報システム系40人。修了生は機械・制御システム工学専攻9人、電子・情報システム工学専攻13人。
式には来賓や保護者ら約600人が出席。岩佐健司校長は、各科総代4人に卒業証書、専攻科総代2人に修了証書を手渡し、「好奇心と柔軟性を忘れず、社会や産業の担い手として誠実に粘り強く取り組んでほしい。あらゆる分野で活躍する姿を期待している」とはなむけの言葉を贈った。
在校生代表の池田陽風さん(19)=先進科学系4年=の送辞を受け、卒業生代表・小林美月さん(21)=電気電子システム系5年=が「つらいときも仲間がいたから乗り越えることができた。学んだ知識や技術、人とのつながりを大切に、日々精進していく」。修了生代表・前田健太さん(23)=電子・情報システム工学専攻2年=は「培った専門分野をより一層極め、新しい未来を切り拓いていきたい」と決意を述べた。
進路は122人が就職、49人が同校の専攻科や各大学、大学院などへ進学する。

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