“多様性”に理解を!シュトゥットガルト、虹色「ダイバーシティ」ユニフォームを発表

遠藤航、伊藤洋輝、原口元気が所属するシュトゥットガルトとキットサプライヤーのJakoは15日、今シーズンの特別ユニフォーム「ダイバーシティキット」を発表した。18日のヴォルフスブルク戦で選手が着用する。

VfB Stuttgart 2022-23 Jako 'Diversity' Kit

エンブレム、メーカーロゴ、そしてトレードマークの胸ボーダーを、ダイバーシティの象徴色であるレインボーカラーで彩った特別ユニフォーム。キットデザイン自体は今季のサードキットをベースとしている。

シュトゥットガルトがダイバーシティキットをリリースするのは今回が2度目。20-21シーズンにクラブ史上初めて制作し、ブンデスリーガのマインツ戦1試合限定で着用した。

昨今、耳にする機会が増えたダイバーシティとは、端的に言えば「多様性」を意味する言葉。人種、年齢、性別、ハンディキャップ(障がい)、価値観など、様々な違いを持った人々が共存できる社会を目指すためのキーワードだ。

このダイバーシティキットは、多様性への尊重と理解を求めるクラブからのメッセージでもある。

VfB Stuttgart 2022-23 Jako 'Diversity' Anthem Jacket

今回はユニフォームだけではなく、ダイバーシティモデルのトラックジャケットも発表。ユニと同じようにレインボーカラーで鮮やかに彩る。

ブラックを基調とした今回のユニフォームとジャケットのデザインは、“Bunt Und Wild”(カラフルにワイルドに)がテーマ。アイテム名がアンセムジャケットなので、おそらくは18日の試合で選手がピッチ入場の際に着用すると思われる。

今回のダイバーシティキットには伊藤洋輝もモデルで登場。ちなみに前回(20-21シーズン)は遠藤航がモデルを務めた。

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22-23ダイバーシティモデルのユニフォームとジャケットは、15日よりクラブの公式オンラインストアにて販売を開始。それぞれの商品価格から5ユーロがクラブのチャリティ団体「VfBfairplay」へ寄付される。

なお、選手用ユニフォームは18日のヴォルフスブルク戦後にチャリティオークションへ出品されるという。

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