長きにわたるパートナーだったPumaと別れ、2023年からはadidasのユニフォームを着るイタリア代表。
アンダー世代は既に新ユニの着用を開始しているが、A代表は今月行われるイングランド、マルタとのEURO2024予選でいよいよ“adidasデビュー”を果たす。
そこで、これまでのユニフォームを振り返る意味も込めて、2022年までのイタリア代表から最高の10着を選んでみたのでご紹介しよう。
2020 ホーム
イタリア代表 2020 Puma ホーム
選手:マルコ・ヴェッラッティ
1年遅れの2021年に開催されたEURO2020で着用したユニフォーム。ルネサンス様式に着想を得たグラフィックと全体的な色合いが芸術的に美しいこのキットを着て、1968年大会以来となる2度目の欧州制覇を成し遂げた。イタリアサッカー界の新たなる遺産と言える一着だ。
2019 サード
イタリア代表 2019 Puma サード
選手:ジョルジーニョ
美グラフィックが文字通りの衝撃だったサードユニフォームで、そのデザインコンセプトから「RENAISSANCE KIT(ルネサンス キット)」と呼ばれていた。フィールドプレーヤー用としては1954年以来の“緑ユニ”は、2019年11月のEURO2020予選ギリシャ戦で着用。この試合に勝利したイタリアは本大会出場を決めている。
2003 ホーム
イタリア代表 2003 Puma ホーム
選手:フィリッポ・インザーギ
Pumaがサプライヤーとなって最初のユニフォームで、主にEURO2004予選で着用。チャイナカットと呼ばれた襟と袖口の形状に特徴あるデザインは、テンプレートとしてクラブチームのキットにも採用された。大舞台では使われず、また比較的短期の使用に終わったため、若干印象は薄いかもしれない。
2008 アウェイ
イタリア代表 2008 Puma アウェイ
選手:アンドレア・ピルロ
EURO2008に向けたアウェイユニフォームは光沢感ある美しい生地が印象的。ホワイトを基調にゴールドの差し色が鮮やかで、胸元のイタリア国旗3色もワンポイントとして効いている。このキットは一部仕様を変更して2008年の北京オリンピックでも使用した。
2016 ホーム
イタリア代表 2016 Puma ホーム
選手:マッティア・デ・シーリョ
ベスト8入りを果たしたEURO2016や2018ロシアW杯・欧州予選などで使用したホームキット。ラウンドネックにピンストライプと、襟から袖口にかけてのゴールドのパイピングが、レトロかつスタイリッシュなデザインである。
2004 アウェイ
イタリア代表 2004 Puma アウェイ
選手:フランチェスコ・トッティ
EURO2004などで着用したアウェイニフォームは、光沢感あるホワイトにゴールドで彩るネームナンバーが大変美しいデザイン。同じく光沢あるブルーが美しかったホームとともに、歴代イタリアのキットでも屈指の気品を感じるデザインだ。
1998 ホーム
イタリア代表 1998 Nike ホーム
選手:アレッサンドロ・デル・ピエロ
イタリアにとって数少ないNike製のユニフォームは、光沢あるブルーを基調に襟付きデザインが美しいデザイン。日本代表が初出場した1998年のフランスW杯などで使われたこともあり、どことなく印象深い一着である。選手着用ユニフォームにサプライヤーロゴを付けなかった最後のキットとなった。
1986 ホーム
イタリア代表 1986 Diadora ホーム
選手:ガエターノ・シレア
丸型エンブレムがクラシックなユニフォームで、1986年メキシコW杯などで使用している。美しいブルーを基調に、襟と袖口にイタリア国旗色のトリコロールは、80年代の定番スタイルだった。イタリアサッカー連盟の方針で胸にサプライヤーロゴを付けていないが、イタリアにとって初のDiadora製キットである。
1994 ホーム
イタリア代表 1992 Diadora ホーム
選手:ロベルト・バッジョ
1994年のアメリカW杯などで使われたユニフォームームで、今や伝説の一着。全体に散りばめたエンブレムの透かしプリントが古き良き90年代を感じさせる。短命に終わったが、丸と四角を組み合せた独特のエンブレムが登場したのはこのキットから。
2002 ホーム
イタリア代表 2002 Kappa ホーム
選手:パオロ・マルディーニ
2002年の日韓W杯で使用したKappa社最後のユニフォーム。キットデザインは2000年に登場した"ピチユニ”に若干のマイナーチェンジを施したもので、2000年代のアズーリを象徴するキットと言える。
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ボディにフィットするピチピチ素材に注目が集まったが、80年代まで使われた盾形エンブレムが復活したデザインは極めてシンプルかつクラシックで、実にレトロな一着だ。
マニアックで懐かしのユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」にはイタリアのビンテージストックも。見るだけでも楽しいはず!