10年間で9倍県内282事業所 放課後デイサービス ニーズ高まり、支援多様化

放課後デイで障害の特性に応じた支援を行う森下さん(中央)。事業所数が県内でも増加している=1月、足利市朝倉町2丁目

 学齢期の障害児を放課後などに預かる放課後等デイサービス(放課後デイ)が2012年の制度化から10年が過ぎ、初年度に32カ所だった県内の事業所数は22年度に282カ所となり、10年で9倍に増えたことが15日までに県のまとめで分かった。増加の背景について県は「保護者のニーズの高まりや支援の多様化などがある」とみる。一方、虐待や給付金の不正受給など事業所の問題は全国的に後を絶たず、サービスの質の確保が依然として課題となっている。

 

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