欧米のサッカー界では珍しくないタトゥー。
長年、ヨーロッパでプレーしてきた吉田麻也も「海外では多くの選手がタトゥーを入れてますね。漢字とかもあるし、宗教的なものも多いですし」と語っている。
ここでは、漢字やカタカナなど日本的なタトゥーを彫っている世界のスターをあらためて取り上げてみよう。
エデン・アザール
2018年のワールドカップで日本代表とも対戦したベルギー代表の10番。
左の脇腹に「ジャンニス」というカタカナが彫られているが、これは長男の名前だそう(Yanis)。
14歳で出会ったナターシャさんと2012年に結婚したが、19歳だった2010年に長男が誕生している。
彼は子供たちの名前を左腕にタトゥーとして彫っているが、そこにはイヴァンという名前もあり、5人目の子供とされている。
なお、アザール自身も4人兄弟の長男。兄弟3人の生年月日もタトゥーとして刻んでいる。
ボヤン・クルキッチ
かつては神童としてバルセロナで大きな期待を背負ったFW。
2021年夏から2023年2月までヴィッセル神戸でプレーした。
日本では26試合で1ゴールに終わるも、「一期一会」という漢字をタトゥーとして彫るなど日本文化を満喫。
「一期一会は、過去や未来を気にすることなく、今しかない唯一無二の瞬間に集中することを教えてくれる」とのこと。
32歳になった現在は無所属となっている。
マヌエル・ノイアー
バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表で絶対的守護神に君臨してきたキーパー。
シャルケ時代には内田篤人と親友になったことでも知られる。
実は右の踵に「友」という漢字タトゥーを彫っているが、誰との関係性なのかは不明。
コスタス・ツィミカス
リヴァプールでプレーするギリシャ人サイドバック。このほど、左腕に「愛家」という漢字のタトゥーを彫った。
彼はタトゥーを愛しており、ギリシャからリヴァプールに彫り師を呼び寄せ、愛犬のタトゥーを入れたこともあったほど。また、ギリシャ人らしく、アリストテレスやゼウスのタトゥーも彫っている。
ラジャ・ナインゴラン
喫煙に飲酒など破天荒な私生活をしていることでも知られる元ベルギー代表MF。
右前腕には「イーヴ」とカタカナで彫られているが、意味は分からず。チベット語だという話もあるが…。
また、右脛にも漢字が彫られているが、どうやら中国語のようだ。
これは双子の兄妹であるリアナさんの名前を漢字で彫ったものだとか。
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ベルギー人の母とインドネシア人の父のもとに生まれたナインゴランは「人生で孤独を感じたことはない。リアナという立派な双子の兄妹もいる。俺はプレーする時に常に全力だし、どんなボールも奪いに行く。だから、ファンから『ニンジャ』と呼ばれるようになった。母が人生において、とても重要な存在だった。夢を叶えるために戦うことを教えてくれたんだ。母が亡くなった後、母との思い出を自分の肌にタトゥーとして彫ることを決めた」と語っている。