田村淳、国会での行政文書のやりとりに辟易

18日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、行政文書の文書捏造か本物かを巡る国会の騒動について持論を語った。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーで、安倍晋三政権下で作成された放送法の政治的公平性を巡る首相官邸とのやりとりを記したといわれている内部文書に関しての問題を扱った。

この文書を巡っては、当時総務相だった経済安全保障担当相が内容を否定し、捏造であると主張している。捏造ではなかった場合は、大臣を辞任してもいいとまで発言した。そのため、文書を公開した、立憲民主党の小西洋之参院議員が中心となり追及し、現在では、文書の真贋以上に、高市氏、小西氏どちらが責任を負うものなのかに注目が集まっている。

この件に関して淳は、そもそも国会で話すべきことなのか、疑問を感じているようで「高市さんが捏造であるとかなんとかっていう話もそうですけど、捏造って言ったら『議員辞めなさいよ!』というところにフォーカスを当てすぎている、野党の追及の仕方も僕はもう辟易としてますけどね」と与党だけではなく、野党の追及の仕方についても批判した。

この問題の根本は、揚げ足取りではなく、公文書の扱いにあるとし、淳は「辞めさせるか辞めさせないかって僕たちそこまで、そこをちゃんとして欲しい訳じゃなくて、公文書とか行政文書の取り扱いをちゃんとしてよって事だけでいいんですけどね」と語った。

すると、番組レギュラーの正木裕美弁護士も「こういうこと何度もありましたけど、追及の仕方変わりませんね。だからなかなか制度も変わっていかない」と何度も見たことのあるやり取りだとした。

淳は「(野党に)鬼の首とったからって支持率あがんねえぞって誰か言ってあげないとね。誰が旗降ってるんだろうって思う」と同文書の真贋の巡って紛糾する国会の不毛さを指摘した。

ただ、高市氏が売り言葉に買い言葉といった形としても「文章の内容が事実なら辞任する」と言ってしまったのは事実ということで、淳は「高市さんだってイラっとして……、まあ、それは高市さんが悪いけどね」とコメント。ただ現状に関しては「だからってこんなことばかりをねえ、やっても」と語ったのだった。

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