ゴンソリンが故障者リスト入り濃厚のドジャース 代役は若手の競争

今季のドジャースはクレイトン・カーショウ、フリオ・ウリアス、トニー・ゴンソリン、ノア・シンダーガード、ダスティン・メイの5人が先発ローテーションを形成する予定だが、このうちゴンソリンは左足首を痛めており、故障者リストで開幕を迎えることが濃厚となっている。よって、ドジャースはゴンソリン復帰までのあいだ、その穴を埋める代役が必要。メジャーリーグ公式サイトでドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は、ゴンソリンの代役候補としてライアン・ペピオら4人の若手投手をピックアップしている。

代役の最有力候補と目されているのが昨年5月にメジャーデビューした25歳の右腕ペピオだ。昨季は9試合(うち7先発)に登板して3勝0敗、防御率3.47を記録。与四球率6.69と制球面に課題を残したものの、メジャーでの実績では他の候補たちを一歩リードしている。オープン戦でもここまで4試合に先発して1勝0敗、防御率2.00と結果を出しており、順調にいけばペピオが先発5番手として開幕ローテーション入りを果たすことになりそうだ。

ペピオ同様に昨年5月にメジャーデビューしたのが26歳の右腕マイケル・グローブだ。昨季は7試合(うち6先発)に登板して1勝0敗、防御率4.60を記録。オープン戦ではここまで5試合に先発して0勝0敗、防御率4.38となっている。

26歳の右腕アンドレ・ジャクソンは2021年にメジャーデビューし、この年は3試合、昨季は4試合にリリーフ登板。まだメジャーで先発した経験はないが、デーブ・ロバーツ監督はジャクソンがゴンソリンの代役になる可能性があることを示唆している。マイナーでは主に先発を務めており、先発起用も問題なさそうだ。

24歳の右腕ギャビン・ストーンはまだロースターの40人枠入りを果たしておらず、開幕ロースター入りする可能性は低いとみられる。ただし、昨季はマイナー3階級合計で9勝6敗、防御率1.48の好成績をマーク。シーズン途中に故障者が発生した場合、ストーンが昇格してその穴を埋めることになるかもしれない。

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