「お客さまの財産守れてよかった」 ニセ電話詐欺防止で郵便局長に感謝状 長崎署

井手署長から感謝状を受け取る夫津木さん(右)=長崎署

 ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、長崎署は17日、長崎小榊郵便局(長崎市小瀬戸町)局長の夫津木悠平さん(42)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると8日午後、60代男性が同局を訪れ、加入する生命保険の契約者貸し付けを申し込んだ。「LINE(ライン)でやりとりをしていた女性から『80万円支払えば、3千万円を振り込む』と言われた」などと話したため、不審に思った夫津木さんは警察への相談を勧めた。
 男性は「ブラックリストに載っているので、フィルターを外す費用を支払う必要がある」などとうその説明を受けており、架空請求詐欺の手口とみられる。
 同署で井手孝志署長から感謝状を受け取った夫津木さんは「お客さまの財産を守れてよかった。(被害を防ぐ)最後のとりでとして今後も身を引き締めて接したい」と話した。


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