交差点の「停止線を前に出す」と車の平均時速が上昇 香川県の国道渋滞対策 効果まとまる

高松市の国道交差点で行った渋滞対策の効果がまとまりました。「停止線」を前に出すことで車の平均時速が上がったということです。

香川河川国道事務所などは、渋滞や事故が多発する交差点の改良を進めています。3月の渋滞対策協議会では、対策の効果などが報告されました。

その一つ、高松市の国道11号「峰山口交差点」では、2020年度にそれぞれの方向の停止線を4~11mほど前に移動させました。

結果、北・南・東に向かう車の平均時速が上昇。中でも北行きの車の平均時速は、対策前の7.8kmから9.2kmに上がりました。

また高松市の国道11号上天神町交差点でも、停止線を5~9m前に出したことで、車の平均時速が最大1.4km上がりました。

香川県渋滞対策協議会では新年度、丸亀市の国道11号「西村交差点」で右折レーンを長くするなどの対策を検討しているということです。

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