慢性的な渋滞 解消は 国道2号「東広島バイパス」全線が開通 広島市~東広島市 約30分短縮へ

広島・東広島市と海田町を結ぶ国道2号「東広島バイパス」です。全線が開通しました。

一般車両の通行開始を前に19日、関係者220人が出席して開通式が行われました。

広島県 湯崎英彦 知事
「広島都市圏における東西方向の幹線道路ネットワーク形成に資する重要な路線であり、企業などの生産性向上や観光の促進に貢献するものと大いに期待しております」

開通したのは、海田町の一部1.6キロと、広島市安芸区と東広島市八本松までの8.4キロです。これで東広島・安芸バイパスは17.3キロの全線が開通しました。道路標識などでは全線で「東広島バイパス」の通称で案内されます。

19日後5時半、一般の車の通行が始まりました。この区間の総事業費は1920億円。並行する国道2号で発生していた慢性的な渋滞緩和に期待がかかります。

東広島市 高垣広徳 市長
「念願の全線開通を迎え、暮らしの利便性向上や災害に強い街づくりに大きな効果を発揮するものと、たいへん喜ばしく感じております」

広島国道事務所によりますと、広島市役所と東広島市役所間の所要時間は、およそ30分短縮される見込みだということです。

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