「対応の機動力向上」 災害時に活用 移動電源車を広島県に寄贈

豪雨や地震などの災害現場で活用できる移動電源車が16日、広島県に寄贈されました。

移動電源車を贈ったのは、広島市が本社で、産業用ロボットや電気機械などを販売する「ICHIKAWA」です。16日、市川二朗 社長から湯崎知事に鍵のオブジェが手渡されました。

湯崎知事は、「災害に備えることができるのは県民にとって心強い」と、お礼の言葉を述べました。

電源車は、発電専用のタンクに130リットルの軽油を満タンにすると、電気を17時間供給することができます。

県は、停電になった災害現場などで施設や給水車の電源として活用したいとしています。

ICHIKAWA 市川二朗 社長
「これから地震などいろんな災害が起こりえるので、電源を供給しながら人助けができればと考えている」

県はこれまで、災害時の電源車は電力会社などから借りていたということで、「対応の機動力が上がる」と話していました。

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