G7広島サミットを見すえ全国から巡視船6隻が集合 海上保安庁 200人態勢の大規模訓練

G7広島サミットを見すえ、海上保安庁は、全国から巡視船を集め、参加人数200人に上る大規模な訓練を20日から始めています。

山崎有貴 記者
「広島港に、北は宮城県、南は沖縄県から巡視船6隻が集まり、これから海上保安庁の訓練が始まります」

全国に11隻しかない警備特化型の巡視船6隻が、サミットの主な会場となるグランドプリンスホテル周辺の海に集まりました。

▽集まった巡視船
宮城県:まつしま 神奈川県:ぶこう
三重県:すずか 和歌山県:きい
愛媛県:いよ 沖縄県:くにがみ(計 約200人態勢)

広島では前例のない規模の訓練です。想定は、小型船が警告を無視してサミットの会場に近づいてくるというものです。

海上保安庁の特別警備隊員
「航行禁止区域に侵入しています。ただちに停船してください」

エンジンを2つ積み、高い機動力をもった特殊なゴムボート2隻で制圧にあたります。

訓練を視察した湯崎知事は…

広島県 湯崎英彦 知事
「今回のサミット会場は海に面しているので、海上からの警備が非常に重要な要素になっている。サミット開催まで訓練を続けて行くということで、たいへん心強く感じている」

海上保安庁は、20日から3日間、グランドプリンスホテル周辺で重点的に訓練をするということです。

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