「節目に外せてよかった」全員マスクなしで卒業式 中学生になったらマスクは? 広島・幟町小学校 

20日は、広島市や福山市など県内の多くの小学校で卒業式でした。広島市の小学校では、子どもたち全員がマスクを外して式に臨んでいました。

広島市中区の幟町小学校の卒業式には、81人の卒業生全員がマスクを外して元気な顔を見せて入場しました。

コロナ禍の間、在校生の出席はありませんでしたが、ことしは4年ぶりに5年生も出席。藤川照彦 校長が「夢を実現するため、待ち受ける困難に負けず学び続けてください」と励ましの言葉を贈りました。

卒業生「私たちは大きな希望を抱いて輝く未来へ旅立ちます。旅立ちます」

卒業生
「うれしかったです。3年間ずっとマスクの生活で。大切な節目の時にマスクを外せてよかったなと思いました」
「それぞれの人の表情が分かって、ぼく的にはいい卒業式になったと思います」
保護者
「表情がよく見えて、かわいい顔が見えて良かったですね」

学校現場では4月から「マスクを着けなくてもよい」とする、国の新たな方針が決まっています。感染状況を見ながらそれぞれの学校ごとにマスクを着けたり外したりの細かい判断をしていくことになります。

広島市立幟町小学校 藤川照彦 校長
「制限されていたことが緩和されるので、うれしいことと思います。一番大切なのは子どもたちの安全ですから、そこは大原則。一番大事にしながら」

【Q中学生になったらマスクは?】 卒業生
「親がクラスのみんなに自分の顔が分かるよう外したほうがいいよって」
「一応着けておいたほうがいいかなって気持ちもあるんで。またはやったときにかからないようにしたいから」
保護者
「まだやっぱりすべて安心ってわけではないので上手にマスク着脱を使い分けていけたらいいのかなって思っています」

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