「まつうら高校応援団」設立へ準備 30の団体や事業所、人材育成支援 長崎・松浦

地域を挙げての支援を目指す「まつうら高校応援団」の準備会議=松浦高コモンホール

 地域を挙げて長崎県立松浦高(舟越裕校長、松浦市志佐町)を支援する「まつうら高校応援団」の設立に向けた準備が進められている。17日、同校で会議があり、市や松浦商工会議所、長崎大など約30の団体、事業所が参加した。
 同校は、人口減少や少子高齢化で定員割れが続いている。こうした中、「応援団」は、同校の魅力をアピールし生徒の確保につなげるとともに、地域を支える人材育成に協力するのが目的。新年度の設立を目指している。
 会議では、生徒が地域の課題を研究し、解決策の実践や提言に取り組む「まつナビプロジェクト」の内容などについて報告。藤田英敏同窓会長が応援団の設立趣旨や規約案などを説明した。活動例として地元企業による地域の魅力説明会開催、「まつナビ」やインターンシップへの支援・協力などが話し合われた。
 同校は市内唯一の高校。2017年度から、市と協働で「まつナビ」を実施している。昨年4月には「普通科」を「地域科学科」に改編・改称。文部科学省の「新時代に対応した高校改革推進事業」の指定校になっている。


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