未来への一歩、自信と誇り持ち世界へ 長崎純心大で卒業式 

4年ぶりに従来の形式で開催された長崎純心大の卒業式=長崎市、浦上天主堂

 長崎純心大(長崎市三ツ山町)の卒業式が17日、同市本尾町の浦上天主堂であった。卒業生が一斉にそろう従来の形で開催するのは4年ぶり。コロナ禍に見舞われながら学びを続けた291人が学生生活に別れを告げた。
 学部生284人、大学院生7人が出席。うち男子学生は64人。2019年度に全学科が男女共学となった同大で、文化コミュニケーション、こども教育保育の両学科が初の男子卒業生を出した。
 片岡瑠美子学長は「世界の若者が、今何をなすべきか希望を探している。『知恵のみちを歩み人と世界に奉仕する』という大学のモットーに自信と誇りを持ち、世界へ飛び立って下さい」とあいさつ。卒業生を代表して堤桃恵さんが「コロナ禍で先が見えない不安ややるせなさを抱いたが、今は対面とオンラインで人とのつながりを感じることができる。希望を持ち続ける大切さを学んだ」と感謝の言葉を述べた。

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