ホテル建設ラッシュ&にぎわい戻り…“地価公示”熱海がダントツの上昇率+11.7%

静岡県内の土地の価格が3月22日、発表されました。上昇率トップは観光地・熱海。街の勢いをそのまま表すような結果となりました。

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賑わいが戻ってきた熱海

22日、熱海市でお披露目されたのは、4月1日にリニューアルオープンする「ISHINOYA熱海」。相模灘が一望できる絶好のロケーションで、すべての部屋がスイートルーム仕様という高級志向のホテルです。

<ティーケーピー 河野貴輝代表>

「付加価値の高い部屋がすごく人気がありまして、付加価値の高い部屋を作っていくことが、よりこのホテルの価値を高めるのではないかと」

部屋の数を減らし、全室に温泉を備えるなど、高級感を全面に打ち出しました。

観光地・熱海の人気と勢いは、22日公表された地価公示にも如実に現れています。平均変動率で静岡県内トップに立ったのは、観光地・熱海。同じ伊豆の地域が苦しむ中、ダントツの上昇率です。

<不動産鑑定士 木村満義さん>

「(熱海市銀座町で)プラス11.7%の上昇となりました。熱海市中心部の商業地は観光客の回遊がみられるようになり、にぎわいが戻ってきています」

熱海はホテルの建設ラッシュが続くなど、いまだ活気に満ちています。コロナ禍からの脱却を図りつつある中、さらに経済が活性化すると熱海の価値は、さらに高まることも予想されます。

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