痴漢、盗撮、生徒にキス…教諭ら3人を懲戒免職 元同僚の懲戒処分狙った高校教諭は停職6月に 戒告処分は2人

わいせつ教諭ら3人免職(埼玉県教育局)

 埼玉県教育局は22日、JR武蔵野線で痴漢行為を行った県立文書館の担当課長(44)、勤務する東部地区の公立中学校の女子生徒にわいせつ行為を行った男性教諭(29)、羽生市内の商業施設で女性のスカートの中を盗撮した川越市初雁中学校の男性教諭(24)を免職の懲戒処分とした。

 担当課長は非番の1月23日朝、JR武蔵野線に乗り、東浦和駅から南浦和駅の間で女性の服の上から尻を触った。

 公立中学校の男性教諭は昨年11月、校内で教え子の女子生徒と抱き合い、マスク越しにキスをするなどした。「恋愛感情はなかったが、好意に応えたかった」と話したという。

 川越市立初雁中学校の男性教諭は今月5日夜、商業施設で自分のスマートフォンで女性のスカート内を撮影した。女性の同伴者が発見し、通報した。

 また、前任校の生徒の写真などを含む資料と虚偽の文書を県教育委員会に送り、同僚だった男性教諭を懲戒処分にしようとした県立新座高校の男性教諭(30)を停職6月とした。県警の捜査で発覚し、「同僚教諭を心から信頼していたが、嫉妬と憎しみが湧いた」と説明したという。

 このほか、男子生徒4人につねる、蹴るなどの体罰を行った川越市立福原中学校の男性教諭(26)と、自家用車でオートバイに接触し運転手にけがを負わせた川越市の公立小学校の女性教諭(23)を戒告の懲戒処分とした。

© 株式会社埼玉新聞社