「ウクライナ訪問部隊」の負担軽減を 小泉進次郎元環境相が首相外遊報告「衆参一本化」呼び掛け

小泉進次郎氏(資料写真)

 23日の衆院安全保障委員会で小泉進次郎元環境相(神奈川11区)は岸田文雄首相のウクライナ電撃訪問を支えた外務省などミッション部隊の官僚に「国会答弁準備などの負担がかかっている」として各党へ配慮を呼びかけた。具体策として衆参両院で別々の開催が慣例となっている首相外遊報告の一本化を提案した。

 訪ウを巡り答弁を求められた池上正喜大臣官房参事官は詳細の説明は避けたが「前例によらない対応で政府にとって大きな挑戦だった」と振り返り、苦労や負担の大きさをにじませた。

 小泉氏は「日本は(新聞などの)『首相動静』が出たりと他の世界の首脳と環境が違う中で、ミッションを果たした方々に敬意を表したい」とねぎらった。首相報告は衆院は24日、参院は27日に行われるが「訪問事務を担った職員が引き続き徹夜で答弁準備をしている」と指摘。「国会で考えるべき話」と前置きした上で「先進国で両院別々で報告機会を設けているのは日本だけだ。より良い方法を考えるべきではないか」と訴えた。

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