8カ月児に2冊目の絵本 野木町、4カ月児に続き 読書のまち推進

4カ月児健診で絵本の読み聞かせを楽しむ親子。新年度からは8カ月児にも絵本が贈られる

 【野木】「読書のまち」を掲げる町は新年度から、赤ちゃんに絵本を贈る「ブックスタート」のフォローアップ事業を拡充する。これまで生後4カ月の赤ちゃんを対象にプレゼントしてきたが、新たに、生後8カ月の赤ちゃんに2冊目を贈り、親子が本に親しむ機会を増やす。新年度当初予算に約200人分、28万円を計上した。

 町は、絵本を贈り保護者に絵本を使った言葉かけなどを紹介するブックスタートを2004年度に開始。14年度からは町内の全小学1年生に本を贈る「ブックプラスOne!」も実施しており、その間の支援を強化しようと拡充した。

 2冊目は8カ月児健診に訪れた親子に贈る。町は05年1月から、ブックスタートのフォローアップ事業として、絵本との触れ合い状況などを確認するとともに、ボランティア団体が絵本の読み聞かせなどを行っている。どの絵本を贈るかは今後、ボランティアらと協議して決める。

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