約1年2カ月ぶり 県内の新型コロナ感染状況の切迫度をレベル1に引き下げ / 岡山県

県は23日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、県内の感染状況の切迫度を4段階で最も低いレベル1(感染小康期)に1段階引き下げた。新規感染者の減少傾向や病床使用率の改善を踏まえた判断。
レベル1となるのは2022年1月5日以来、約1年2カ月ぶり。県内では、流行「第8波」の感染が落ち着いてきた2月9日、レベル2(感染拡大初期)に引き下げられ、「医療ひっ迫警報」も解除された中、直近では10週連続で新規感染者が前週を下回る推移をみせている。
直近1週間(9〜15日)の県内感染状況は、新規陽性者数は593人で前週(828人)比28%減。病床使用率は前週比4・7㌽減の6・9%、重症者用病床使用率は1・5㌽減の1・5%。入院者数は57人(前週82人)。
伊原木隆太知事は「令和2年の3月22日、本県で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてからちょうど3年となるが、これまで県民の皆さんにさまざまな要請へ協力いただいたことで今回、レベル1に引き下げることができた。今後も基本的感染防止対策の徹底、ワクチン接種への協力をお願いしたい」と述べた。

© 津山朝日新聞社