行動力で地域活性!チャンスを捉えて政策を前へ 大阪維新の会 大阪市会議員・鷲見慎一氏インタビュー(PR)

大阪城の東側に位置する「城東区」の大阪市会議員を務めている大阪維新の会所属の鷲見慎一(わしみ・しんいち)氏。2022年の市議補選で初当選する以前から、地元の地域活性化に力を注いできたと言います。2025年に大阪が盛り上がる「チャンス」を迎える機を捉え、これまで訴え続けてきた鉄道の地下化や空き家対策をさらに前進させたいと意欲を示します。「行動力で地域活性!」をキャッチフレーズに掲げる鷲見さんに、城東区への想い、これからさらに取り組んでいきたい政策についてお話を伺いました。

増える空き家、減る乗降客数……ソフト・ハード両面でまちを活性化したい

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):
政治家を目指したきっかけを教えてください。

鷲見慎一氏(以下、鷲見氏):
不動産業者として働きながら、地元・京橋の地域活性化を目指す社団法人を設立し、活動してきたことがきっかけになりました。

社団法人では、街ぐるみで子ども達を育てるための子ども食堂や、地域の絆を深めるための地域コミュニティースペースの運営などに携わってきました。

また、国内外の映画やドラマのロケ地誘致などにも取り組んできました。国内外の映画やドラマなどのロケ地誘致と撮影のための周辺調整などに携わり、ハリウッド映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」(2021年公開)などのロケにも関わりました。

街の活性化に向けたソフト面の取り組みを幅広く展開していた中で、行政が担当する再開発などのハード面の政策からも地域活性化を後押ししたいと考えるようになり、政治の道に入りました。

編集部:

地域活性化について、元々どのような課題意識をお持ちだったのでしょうか。

鷲見氏:
不動産業を営む中で、城東地区内の駅の乗降客数が年々減少傾向にあり、ビルテナントの賃料が下がっていく現状を目の当たりにしました。その影で、空き家率は上がり、放置しておけば地域の賑わいが損なわれる可能性があります。

また、マンションは増えていますが、若年層の町会加入率は低く、町会は高齢者がほとんどで活動が停滞するケースもあります。さらに、コロナ禍での外出・活動自粛はこうした地域コミュニティーの停滞に拍車をかけたと感じています。

これまでの民間の立場で実現してきた行動力を活かして、「行動力で、地域活性!」をキャッチフレーズに、政治の世界でもこうした課題解決に精力的に取り組む考えです。

東西線の地下化から始まる京橋周辺のブランディング化

編集部:
特に力を入れている政策を教えてください。

鷲見氏:

JR東西線の地下化の推進です。

私の地元の京橋駅はJR東西線や大阪環状線などが乗り入れる、市内有数のターミナル駅です。ただ、その周辺で地上部を走行する東西線の線路によって、駅の北側と南側が分断されている状態となり、開発が進行していない課題を抱えています。

私はまず、東西線の地下化を推進したいと考えています。
線路の地下化によって新喜多踏切がなくなると、現在踏切によって整備が実現できていない都市計画道路の豊里矢田線の整備に着手でき、京橋駅の近隣の森ノ宮駅とのアクセスが向上します。
今はこの都市計画道路が通っていないために、京橋駅から森ノ宮駅に車で移動するには、隣接しているにも関わらず、迂回しなければいけません。

私は市会でも地下化の必要性を訴え続けており、地下化に向けた調査が始まっています。この後の事業化、工事実施まで止まることがないよう、これからも政治家として行政に働きかけていきたいと考えています。

編集部:
地下化によって、まちはどのように変わりますか

鷲見氏:
京橋駅と森ノ宮駅のアクセス改善によって一体的なまちのブランディング化ができると期待しています。ちょうど両駅の中間地点には2025年に大阪府・市が設置する大阪公立大学森ノ宮キャンパスがオープンする予定です。

地下化によって分断解消、都市計画道路などの基盤整備が進み、京橋から森ノ宮一帯のエリアが発展することが、城東地区全体の成長にもつながると考えています。

空き家対策は党の地方議員政策コンテスト1位に

編集部:
他分野の取り組みも教えてください。

鷲見氏:

空き家対策にも力を尽くしています。所有者が持て余している空き家を、無償で借りる代わりに市民と一緒にDIYで地域の交流拠点に改修する取り組みを始めました。

その交流拠点で、子ども食堂や地域のイベントなどを開催すると、高齢者や主婦層から、若い学生世代まで幅広い層が集まり、自然と多世代交流の場が広がりました。小規模な会合を気軽に開ける地域拠点を各町会に広げていけば、地域の絆を深めることができると手ごたえを感じています。

この取り組みを、2022年に党が開いた地方議員政策コンテストに市会議員の同僚2人と共同提案したところ、「各自治体で横展開が期待できる」点などが評価されて最優秀賞をいただきました。

編集部:
鷲見さんは不動産業者のご経験もお持ちですが、空き家対策に活かしたことはありますか?

鷲見氏:
経験上、空き家活用で最もネックとなるのが、所有者からの同意です。空き家になっていても財産を手放すのをためらう方が少なくないことが、活用が進まない背景になっています。

空き家を活用する選択肢の1つとして、私有財を公共財にシフトさせていく方法もあると考えます。公益性の高い用途に変更する場合は固定資産税を減免するなどの所有者にとってメリットのある制度をつくれば、刺さると考えています。制度上のインセンティブを与えることで動き出せるのではないかと思います。

また、今年3月の通常国会で固定資産税が課税強化される空き家の種類が、現在の「特定空家」に加えて、「管理不全空家」にも適用されることが閣議決定されました。税を重くすることで、空き家の適切な管理を促すことが狙いですが、処置が必要な空き家が増えることが見込まれる中で所有者をフォローする政策にもなればいいなと考えています。

空き家活用を増やせば、所有者は税負担が軽減され、地域住民にも集える場所が増え、社会全体へのプラスの効果が期待できます。

編集部:
他にはいかがでしょうか。

鷲見氏:
社団法人時代から取り組んできたロケ地誘致も、政策面から積極的に後押ししたいと考えています。

他の地方都市では、誘致活動や実際の宿泊代に対して補助金を出すなど行政政策として後押しする動きもある中、大阪市ではまだ独自の支援制度がありません。

以前ロケ地誘致したハリウッド映画「G.I.ジョー」は 間接経済効果で600億以上あったと発表されています。しっかりと経済効果があるため、行政からも積極的に支援していく必要があると考えています

編集部:
都市基盤整備、空き家対策、ロケ地誘致……いずれも、鷲見さんの原点である地域活性化につながる政策ですね。

鷲見氏:
そうです。

さらに、2025年には大阪万博も開催され、国内外から大阪府が注目されます。実は、城東区内に位置する大阪城付近は、今話題の「空飛ぶクルマ」のポート候補地の一つに選ばれており、万博時には来客が増える可能性があります。

万博という好機を捉えて、多くの方に大阪に足を運んでいただきたいですね。

編集部:
休日のリフレッシュ方法を教えてください。

鷲見氏:
学生時代から続けているボウリングです。

たまたまアルバイトでボウリング場で働いていたのをきっかけに、最初は趣味レベルで楽しんでいたのですが、今ではマイボールを揃えて大会にでるほどのめり込んでいます。

ピンを倒すためのボールの投げ方や軌道などを考えるのに集中できるのがいいですね。
今は忙しくてなかなか投げられていないので、落ち着いたらまた楽しみにいきたいです。

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