コンテ監督がフリーに⁉︎ セリエA勢で争奪戦勃発

コンテ監督を巡りセリエAで争奪戦か @Getty Images

アントニオ・コンテ監督のトッテナム・ホットスパー解任が近づく一方で、セリエAのクラブで争奪戦が勃発しそうだ。

サウサンプトン戦で2点のリードを追い付かれ3-3の悲劇的ドローに終わり、コンテ監督は試合後の会見で不満爆発。「彼らは大事な局面でプレーしようとしない。プレッシャーやストレスの中でプレーしたくないんだ」と非難すると、「これがトットナムの物語だ。過去20年間、同じオーナーで何も勝てていない」と言い放った。クラブ批判ととれる発言で、代表期間中にコンテ監督解任が濃厚に。イギリスメディアも、トッテナムのダニエル・レビー会長が監督交代に踏み切る決意を固めており、シーズン終了まではアシスタントのライアン・メイソンが暫定監督を務めるだろうと報じている。

コンテ監督がフリーになる可能性が浮上したことで、セリエAのクラブが大慌てで契約の準備をしているとイタリア各メディアが報道。インテル、ミラン、ローマ、そしてユヴェントスが名乗りを上げており、最大の障壁である年棒1700万ユーロ(約29億円)をどう工面するか内部で緊急会議を開いていると伝えた。

またイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』によると、インテルのシモーネ・インザーギ監督とミランのステファノ・ピオリ監督は今シーズンのセリエAでトップ4に入るかが将来の行方を左右すると言及。財政問題に直面しているインテルはインザーギの年棒500万ユーロ(約7億1000万円)を2025年まで支払うべきか疑問を抱いており、ミランも予算削減のためコンテ監督に十分なオファーを提示できるか定かではない。一方でコンテ監督の古巣であるユーベに復帰する流れが自然な選択肢に思われるものの、マッシミリアーノ・アッレグリ監督と袂を分つ決断を下すかは不明。ローマはジョゼ・モウリーニョ監督の残留を優先事項に置き、もしスペシャルワンが去った場合は真っ先にコンテ監督にオファーを出すと主張している。

【動画】試合ハイライトはこちら

© 株式会社SPOTV JAPAN