コロナ禍で学生生活を送った若者たちの巣立ちです。広島大学では、4年ぶりに保護者の出席も可能な卒業式となりました。
小雨の降る中、広島大学では、卒業生と修了生あわせて3611人が門出の日を迎えました。
コロナ禍の間、保護者の出席は許されていませんでしたが、ことしの会場には4年ぶりに卒業生を見届ける家族の姿がありました。
式典では、越智光夫 学長が、「どのような道に進んでも広島大学の卒業生・修了生であることに自信と誇りを持ち、果敢にチャレンジしてください」と励ましの言葉を送りました。
卒業生・修了生代表
「失ったものを悲しむのではなく、残されたもの、新たに生まれたものを大切にすることで前を向けたように思います」
大学は、卒業生に対してマスクの着用は不要と呼びかけていましたが、着ける人・着けない人、判断はそれぞれです。
大学生活の大半をコロナとともに過ごした卒業生に振り返ってもらうと…
卒業生たち
「あっという間で楽しかったです。友だちの家で(リモート)授業を受けられたり、めっちゃ仲良くなれたと思います。意外と快適で楽しかったです」
「ぼくがスケボーをやっていて、コロナのときにはやったので。そのときにたまたま、ぼくと同じようにい居合わせた人と仲良くなって。それもコロナがなかったらみんな、始めるきっかけがなかったと思うので、よかったなって今でも思います」
保護者たち
「入学式もまだコロナ前でそのあと3年間、ちょっとかわいそうだったんですけど、今回はこうやって卒業式にも出ることができて、とても運がよかったなと思います」
「やっぱりうれしくて、夜行バスで間に合うように来ました」
卒業生たち
「(4月からは)医療職なのでマスクは当分、着けているとは思うんですけど。やっぱりスタッフ間のコミュニケーションとか患者さんとの話の際は考えます」
「4月からは就職をして、航空業界で働く予定です。また新しい環境の中で精一杯、ここで学んだことを活かしていければなと思います」
これからそれぞれの道に進む卒業生たち…。期待を胸に新しい生活をスタートさせます。