バングーナガンデが日本代表に!FC東京U-18出身の「最強ベストイレブン」はこれ

24日、東京の国立競技場でウルグアイと対戦する日本代表。

3年後のワールドカップに向けて若い選手が何人も初招集されており、注目の一人が、FC東京所属のDFバングーナガンデ佳史扶だ。

パリ五輪世代の21歳は今季ここまでリーグ戦全試合に先発出場。今回の代表戦では同僚・長友佑都の背負っていた5番をつけることも話題となっている。

そこで、バングーナガンデがユース時代を過ごしたFC東京U-18の出身選手で「最強のベストイレブン」を選んでみた。

GK:権田修一

1989年3月3日生まれ(34歳)

世田谷区出身。カタールワールドカップでの好守が記憶に新しい日本代表の守護神。

U-15からFC東京に在籍し、期待を集めトップチームに昇格。その後は紆余曲折があったものの、海外での経験も経ながら見事に日本屈指のGKへと成長した。

小学校時代、川崎のさぎぬまSCに在籍していたことでも知られるが、本人によると2年生まで鷺沼に住んでいたという。

DF:鎌田次郎

1985年7月28日生まれ(37歳)

大田区出身。FC東京のアカデミーでは李忠成や梶山陽平らと同期。

トップ昇格はできなかったが流通経済大学で成長を遂げ、2008年に特別指定先でもあった柏レイソルへ加入。2008年に移籍したベガルタ仙台では2年連続でJリーグ優秀選手賞に輝くなど活躍した。

2016年に柏へ復帰すると、2021年からはSC相模原でプレー。今年1月、現役引退を発表し、神奈川県1部に属する品川CCや自身が小学生時代に在籍していた下丸子シューターズSCのコーチに就任した。

DF:吉本一謙

1988年4月24日生まれ(34歳)

小平市出身。中学時代、「前は森本貴幸、後ろは吉本一謙で10年日本代表は安泰」と評された逸材。

FC東京の練習場がある小平で生まれ育ち、2007年に権田修一らとともにトップへ昇格。残念ながらプロでは順風満帆といかなかったものの、FC東京のファン・サポーターにとっては思い入れの強い選手だろう。

2020シーズン限りで現役を引退。現在はFC東京のスカウティングマネジメント部でスカウトを務める。

DF:バングーナガンデ佳史扶

2001年9月24日生まれ(21歳)

足立区出身。父親がガーナ人で、FC東京U-15深川からU-18を経て2020年にトップチームへ昇格した。

子供の頃はFWでプレーしておりサイドバックでプレーするのは嫌だったが、トッテナム時代のギャレス・ベイルを見てサイドバックの魅力に気づいたという。

縦への速さと攻撃力を備えた現代的なサイドバックであり、A代表招集を機にさらなる飛躍が期待される。

MF:呉章銀

1985年7月24日生まれ(37歳)

森本貴幸が更新するまでの約2年間、J1最年少出場記録(16歳8ヶ月20日)を保持していた呉章銀(オ・ジャンウン)。

日韓ワールドカップ前年の2001年に来日し、FC東京U-18へ加入。鎌田次郎と同じ世代で、呉は李忠成や梶山陽平とともにトップ昇格を果たしプロとしてのキャリアを築いていった。

2005年以降は韓国国内でプレーし、2018年に引退。韓国代表でも14試合に出場した。現在は水原三星のトップチームコーチ。

MF:橋本拳人

1993年8月16日生まれ(29歳)

板橋区出身。FC東京のスクールに通い、U-15深川からU-18、そして2012年にトップチームへ昇格。

2013年から2014年にかけて期限付き移籍したロアッソ熊本でブレイクし、2018年には引退した石川直宏の背番号18を受け継いだ。

2020年夏にロシアのロストフへ移籍。ウクライナ戦争に伴い昨季はヴィッセル神戸、現在はスペイン2部のウエスカへ期限付き移籍している。

MF:梶山陽平

1985年9月24日生まれ(37歳)

江東区出身。東京ガスFCジュニアからの生え抜きという生粋の「FC東京っこ」。

2004年にトップへ昇格するとJリーグ優秀新人賞を受賞するなど大活躍。同年に行われたスペイン遠征でも鮮烈なプレーを見せ現地で話題となった。

ロンドン五輪で日本の10番を背負い、FC東京でも2008年から10番に。多くのファン・サポーターに愛され、2018年に惜しまれながら現役を引退している。

MF:久保建英

2001年6月4日生まれ(21歳)

FIFAの規定によりバルセロナでプレーできなくなったため、2015年3月にFC東京のアカデミーへ加入。中学3年でU-18に飛び級昇格した。

ユース年代でチームを数々のタイトルに導き、トップチームでも2017年にJリーグ最年少得点(15歳10カ月11日)を記録するなど活躍。

18歳となった10日後の2019年6月14日、レアル・マドリーへ移籍し、世界へ飛躍していった。

FW:武藤嘉紀

1992年7月15日生まれ(30歳)

世田谷区出身。トップ昇格を打診されながらも慶應義塾大学へ進学し、2014年に退部してプロ入りした異色のアタッカー。

アカデミー時代から評価されていた馬力と推進力を武器に初年度からゴールを量産し、その年の9月には早くも日本代表へ招集された。

2015年夏に欧州へ移籍し、2018年のロシアワールドカップに出場。2021年8月からヴィッセル神戸でプレーしている。

FW:李忠成

1985年12月19日生まれ(37歳)

保谷市(※現在の西東京市)出身。2011年アジアカップ決勝のボレー弾がいまだに鮮烈な印象を残すストライカー。

FC東京でトップ昇格した翌年の2005年に柏レイソルへ完全移籍して成長。2007年2月に日本へ帰化し、2008年の北京五輪にも出場した。

その後はサンフレッチェ広島やサウサンプトン、浦和レッズなどで活躍。昨季からアルビレックス新潟シンガポールでプレーしている。

FW:熊田直紀

2004年8月2日生まれ(18歳)

最後は原大智と迷ったものの、大会得点王に輝いた先日のAFC U20アジアカップでのパフォーマンスから若きの点取り屋を選出した。

福島県出身で中学進学時にFC東京U-15むさしへ加入。U-18時代にその将来性から「自らの進退をかけてでもトップへ昇格させる」と語っていたのがスカウトの吉本一謙だったという。

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その期待に応えるように今季のキャンプから結果を残しており、現在はディエゴ・オリヴェイラとポジション争い中。ちなみに苗字は「くまた」と読む。

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