かすみか雲か 栃木で早咲きの桜が見頃 50種以上が次々に

50種以上の桜が次々と見頃を迎える「さくら広場」

 栃木県栃木市大平運動公園東側にある「さくら広場」で、早咲きの桜が見頃を迎えている。

 同広場は2014年に市が整備し、15年に大平町真弓、農業大和田英雄(おおわだひでお)さん(82)が桜193本を市に寄贈した。その後も大和田さんが育てた苗木を植え続け、現在は50種以上、約350本となった。種類によって開花時期が異なるため、長期間花見を楽しめる。

 今月中旬に咲き始め、現在はニシナハルカなどが満開。今後、ヤエザクラなども咲き始め、4月中旬まで見頃が続く。

 散歩で毎日訪れているという大平町蔵井、無職大谷木素子(おおやぎもとこ)さん(79)は「空気がよく、きれいな桜も見られるので最高」と春の訪れを感じていた。

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