2月のCPI伸び率、1・7%上昇

特区政府統計処が3月23日に発表した2023年2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1・7%上昇した。1月の伸び率2・4%よりも高かった。また、政府の一過性の措置による影響を除いたCPI伸び率(基本物価上昇率)は1・7%で、1月の伸び率2・4%よりも高かった。基本物価上昇率が上昇した主な原因は、22年2月の食品価格の上昇が、比較する基数を引き上げたことによる。昨年と今年は旧正月の時期が異なることから今年1月と2月の統計は合わせて分析する必要がある。両月を合算し旧正月時期の影響を除いたCPI伸び率は前年同期比2・1%上昇、政府の一過性の措置による影響を除いたCPI伸び率(基本物価上昇率)は2・1%だった。2月のCPI伸び率は項目別では、水道・電気・ガスなど光熱費が前年同期比20・7%、酒とたばこが同14%、衣類・履物が同5・5%、外食とテークアウトが同4・3%、その他サービスが同1・8%、その他商品が同0・7%、交通費が同0・4%、それぞれ上昇した。一方、耐久消費財が同2・1%、食品(外食含まず)が同0・6%、住宅が同0・1%下降した。

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