◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 最終日（26日）◇スーパースティションマウンテンGC（アリゾナ州）◇6526yd（パー72）
12アンダー19位から出た古江彩佳は7バーディ「65」で回り、トップと1打差の通算19アンダー3位で終えた。週末はボギーフリーで「私の目指すゴルフでもある。ノーボギーラウンドを大事にしているので、それを決勝ラウンドで出来たのは良かった」と笑みをこぼした。
この日最初のバーディとなったのはティイングエリアが前に出た2番のパー5。ドライバーでフェアウェイを捉えると2打目をUTでピン奥バンカーまで打ち、3m弱のパットを入れてバーディ奪取。続く3番もピン奥3mを入れてスコアを伸ばした。
「ドライバーショットが左に曲がるのはあったけど、うまくセカンドで寄せられたり、パットが入ったのでボギーを出さなかった。バーディも出るけど、いつボギーが出てもおかしくないコースなので慎重にずっとやっていた」。8番(パー3)でも伸ばし、10番で16アンダーにして首位のスコアに並んだ。
後半、優勝争いの中にいたが、「まだ後ろの組はホールが残っているので自分は出来るだけ伸ばさないとなって」。12番でパーパットが2m強のピンチもありながら、14番をバーディにして17番(パー3／148yd)はPWで観客も沸くベタピンでのバーディにした。
18番パー5でイーグルを奪えば、20アンダーでプレーオフに突入出来たが、最終ホールはグリーン左サイドに池とバンカーが構える。「欲を出さずに狙って行って、かしこいバーディが獲れたかな」と振り返った。
ホールアウト後はクラブハウスで後続組のプレーを待っていたが、ジョージア・ホール(イングランド)の20アンダーフィニッシュを見届け、笑顔で手を振って会場を離れた。
3月「HSBC女子世界選手権」から、日本ツアー「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」と3戦連続で3位と好調をキープする。昨年7月「スコットランド女子オープン」以来となる優勝も近そうだ。(アリゾナ州ゴールドキャニオン／石井操)
