【津山さくらまつり】雨の中ほぼ満開の桜が石垣を彩る / 岡山県津山市

「津山さくらまつり」が開かれている岡山県山下の津山城(鶴山公園)のソメイヨシノは27日、ほぼ満開に入った。石垣を彩る桜の美しさに観光客らから感嘆の声が漏れている。
市観光協会によると、まつり初日の25日は6061人、七分咲きの26日はあいにくの雨模様となったものの5116人が訪れた。津山ホルモンうどんや今治焼豚玉子飯といった多彩なグルメの販売、和太鼓や書道パフォーマンスなどのステージイベントが行われた。園内では宴会を解禁。家族連れらは薄紅色の花々を愛(め)でながら散策したり、ご当地のおいしい逸品を味わったりしていた。
熱心にレンズを向ける写真愛好家らの姿も見られた。夫婦で訪れた兵庫県加古川市の会社役員・佐々木和彦さん(68)は「津山城は初めてで、午後からの雨上がりを期待して来た。石垣や櫓(やぐら)を背景に咲く桜が素晴らしい」と話していた。
まつりは9日まで。1、8日の午後8時からは打ち上げ花火を実施する。8日午後1時半からは、M―1グランプリ王者・ウエストランドの凱旋(がいせん)ライブがある。

© 津山朝日新聞社