14本をテーラーメイドで統一 “下克上V”遂げた山内日菜子のギア

ドライバーは「ステルス2」を使用(撮影/村上航)

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 最終日(26日)◇UMKCC(宮崎)◇6565yd(パー72)

山内日菜子が地元・宮崎市でツアー初優勝を成し遂げた。2002年のQT制度開始以降、QTランク181位からの優勝は史上最大の下克上となった。

キャディバッグの中身は14本全てテーラーメイドで統一。「私は(クラブを)すぐ替えられる。正直、(違いが)あまりよく分からない。新しい物がいいと思える」と言うように、ウッドとユーティリティは同社の最新作「ステルス2」シリーズを使用する。「飛距離は今のところ変わっていないですけど、安定感があって、打感もいい」と初Vに導いた“相棒”に太鼓判を押した。

ドライバーのヘッドスピードは40m/s前後だといい、シャフトのフレックスは全てRで統一。「年齢(26歳)もありますし、振り回せるわけでもないので、無理なく打てるセッティングを心がけている」と説明した。大会3日間のドライビングディスタンスの平均は236.167ydで全体31位だった。

ウェッジは21年発売の「テーラーメイド ミルドグラインド 3」を愛用。48、54、58度の3本構成で、状況に応じて使い分けて多彩なアプローチを繰り出す。最終日の14番では、グリーン手前のカラーから52度でアプローチをしてチップインバーディを奪った。

1ラウンド当たりの平均パット数は28.00で3位。パターは今年3月に発売されたばかりの「テーラーメイド スパイダー GTx BLACK トラス TM1」を使用。最終日の16番(パー3)で勝負を決めるバーディを奪うなど、涙の初Vに大きく貢献した。

山内日菜子を初優勝に導いた14本(撮影/内山孝志朗)

<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:テーラーメイド ステルス2(ロフト10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(長さ45.5インチ、重さ50g台、硬さR)

フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番HL16.5度、7番21度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(重さ50g台、硬さR)

ユーティリティ:テーラーメイド ステルス2 レスキュー(4番22度、5番25度)
シャフト:藤倉コンポジット MCH(重さ60g台、硬さR)

アイアン:テーラーメイド P790(6番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ ゼロス8(硬さR)

ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド 3(48、52、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(硬さR)

パター:テーラーメイド スパイダー GTx BLACK トラス TM1

ボール:テーラーメイド TP5x

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