静岡市葵区の山間部の県道で法面の一部が崩れ、道路上に大きさ1メートルの石が落ちていたことが3月24日、分かりました。付近の道路は、約1か月通行止めとなります。
静岡市によりますと、3月24日午前7時ごろ、静岡市葵区横沢の県道三ツ峰落合線で落石があると、通りかかった人から市に通報がありました。高さ25メートルの法面の一部が崩れ、落石防護柵の背面に土砂が堆積したことで重さに耐えきれず、大きさ約1メートルの石が落ちたということです。落石によるけが人はいませんでした。
静岡市は法面が崩れた要因として、雨による地盤の緩みや湧水などが考えられるとしています。
静岡市は、付近の道路の一部区間を全面通行止めとし、28日から応急対策工事に取り掛かります。工事の完了は4月22日ごろを予定しています。なお、主要地方道を使うことで、静岡市街地との往来は可能となっていて、孤立地域はないということです。
静岡県内では27日、函南町の県道でも巨大な落石が確認されています。