【醍醐桜見ごろ】樹高約18㍍、枝張り約20㍍、推定樹齢1000年の壮麗な咲き姿 / 岡山県真庭市

岡山県天然記念物に指定されている真庭市別所の「醍醐桜」が見ごろを迎え、その壮麗な咲き姿に多くの人たちが見入っている。午後6時半から9時まで夜間ライトアップも実施しており、日中とは違う美しさを楽しめる。
品種はヒガンザクラの一種「アズマヒガン」で、樹高約18㍍、枝張り約20㍍、推定樹齢は1000年と言われている。昨年より8日早い23日に開花し、27日満開に。この日も多く観光客が訪れ、枝いっぱいに花を咲かせた木を仰ぎ見て、「すごい」と感嘆の声をあげていた。
岡山市から来た親子・比嘉藍さん(32)は「のどかな山里の中で圧倒的な存在感を放っている。県南でも見応えがあると評判で、今日、ここに来ることができてよかった」。息子の憲千佳君(4)は「あまりに大きくてびっくり。ピンク色の怪獣みたいできれい。気に入った」と笑顔で話していた。
落合振興局などでは見ごろは2日ごろまで続く見込みと予想している。28日から「醍醐桜まつり」(醍醐桜まつり実行委主催)が開催し、開花中は地域団体がさまざまな催しで訪れた人たちをもてなす。

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