日本代表に初招集!FC東京の「バングーナガンデ佳史扶」とは何者か

3月開催のキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表に、FC東京DFバングーナガンデ佳史扶が初招集された。

同じチームの偉大な先輩である長友佑都の後継者ともいわれる左サイドバックは何者か。 バングーナガンデ佳史扶を紹介していく。

バングーナガンデ佳史扶のこれまでのキャリア

バングーナガンデは2001年9月24日に、ガーナ人の父親と日本人の母親の間で生まれた。名前の読みは「かしーふ」。小学生のときはFCアビリスタとFC東京のスクール深川アドバンスクラスに通い、小学校卒業後はU-15深川、U-18と内部昇格。

高校時代は2018、2019年に2年連続でトップチームに2種登録され、当時J3に所属していたFC東京U-23のメンバーとして2シーズン合計で25試合出場した。世代別の日本代表にもU-17からコンスタントに招集されている。

2019年、ルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝のガンバ大阪との第1戦でトップチーム初出場を。 2020年にトップチームに昇格し、昨季は17試合1得点2アシストと活躍した。

今季はリーグ戦5試合全てで先発出場とスタメンを確保し、左サイドから違いを作り出している。

バングーナガンデ佳史扶のプレースタイルは?

少年期は前線のポジションを務めていたが、徐々にポジションを下げていった。

トッテナム・ホットスパー時代にサイドバックだったギャレス・ベイルのプレーに触発されて、攻撃的なサイドバックの境地を開いたという。

相手の虚を突くタイミングで駆け上がるオーバーラップやスピードに乗った攻撃参加は、FC東京の重要な攻撃オプションとなっている。左足から繰り出される高精度クロスは、様々な局面に合わせて最適な球種で蹴り分ける。

身長174cmと大柄ではないものの、優れた身体能力で相手を潰す1対1の対人能力と守備面も年々成長。現在は攻守両面においてFC東京で替えの利かない左サイドバックとなっており、上位進出のキーマンの一人と関係者、サポーターから目されているようだ。

長友佑都の後継者

プレースタイルや積極的な攻撃参加、身体能力を生かした対人守備の強さなどから「長友佑都の後継者」とファンから期待されている。

バングーナガンデの代表選出後にFC東京は練習場での長友とバングーナガンデとのやり取りを収めた動画を公式ツイッター上にアップ。

そこで長友は「代表でしっかりね。5番つけるんでしょ?5番?」とバングーナガンデに自身が背負った番号を着るのかと問いかけるように発破をかけた。その後背番号が発表され、5番を背負うことに。

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長友の後継者として、日本代表でも左サイドを全力で駆け上がる!

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