桜の花の周りには虹色リング 桜満開発表の広島 ヒノキ花粉ピークで花粉光環

きょう(28日)、広島の桜満開が気象台から発表されました。平年より6日早く、去年より1日早い発表です。県内の桜は先週から一気に咲きそろい、北部も含めて各地から続々と満開の便りが届いています。

そんな中、広島市中心部の桜の花で太陽を隠してみると…太陽の周りにはきれいな虹色リングが現れました。

これは「花粉光環」と呼ばれるもので、青空が広がる日に大量の花粉が飛んでいる際に見られます。太陽の光が大気中を漂う花粉の粒によって曲げられる(回折する)ことで、虹色のリングができています。(くれぐれも直接、太陽を見ないように注意してください)

広島では桜のシーズンに合わせるかのように、ヒノキ花粉の飛散がピークを迎えています。快晴となったきょうも気温が暖かくなった午後から大量の花粉飛散を観測しています。

RCC屋上で花粉を観測しているポールンロボも、ここ連日、非常に多くの花粉を観測しています。

太陽の周りの虹色リングは見ている分にはとてもきれいですが、花粉症の方にとってはうれしくない現象と言えそうです。

あす(29日)以降も、広島県の花粉飛散は「非常に多い」が続いています。ヒノキ花粉に苦しむ方はもうしばらくしんどいシーズンが続きそうです。

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