拳銃を誤射 男性警部補(62)が手入れ中に 広島県警

広島県警 監察官室は、28日、福山西警察署で拳銃の誤射があったと発表しました。

発表によりますと、28日午後2時50分ごろ、福山西警察署1階の拳銃庫内で、62歳の男性警部補が、拳銃の手入れ中、拳銃の収納棚に向けて弾1発を誤射したということです。

発砲の音に気が付いた複数の署員が駆け付け、発覚。弾1発は木製収納棚の下部にめり込んだ状態で見つかりました。

男性警部補は午後2時20分ころから、1人で拳銃およそ30丁を点検していて、誤射は20丁ほどを点検したところで発生したということです。

けがをした人はいませんでした。

保管中の拳銃には弾を入れないことになっていて、最後にこの拳銃を扱った別の警察官は「3月25日の午前中に適正に返却した」と話しているということです。

一方、男性警部補は聴取に対して、「弾が入っていないか確認をしたが、見落とした」などと話しているということで、県警監察官室は原因の調査をすすめるとしています。

福山西警察署の 久保道丸 次長は、「警察署内での拳銃手入れ中に起きたもので、幸いにも負傷者はいなかったが、誤射したことを重く受け止めている。原因を詳しく調査し、再発防止に努めたい」とコメントしています。

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