JR芸備線が落石で脱線 車両下に複数の石 運輸安全委が調査 広島・庄原市【動画ニュース】

23日夜、広島・庄原市のJR芸備線で列車が落石と接触したのちに脱線した事故についてです。24日、運輸安全委員会が現場で調査したところ、車両の下に複数の石があったことがわかりました。

JR西日本によりますと、23日午後7時半ごろ、庄原市東城町のJR芸備線で、1両編成の列車が、備後八幡駅と内名駅の間を走行中に線路内の落石と接触しました。列車は、一部の車輪が脱線したということです。

当時、列車に乗客は乗っておらず、運転士にけがはありませんでした。

この影響で、JR西日本は、芸備線の東城駅から備後落合駅の間で当面の間、運転を見合わせると発表しています。JRは、運転を見合わせている区間で代行バスを運行して対応しています。

旅行中の人
「最終は鳥取まで行くつもり、青春18切符で。途中で止まれないので、バスがあるので助かります」

24日午後、現場には国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官が入りました。直径数十センチの石が車両の下で複数確認できたということです。

運輸安全委員会 柴田元衛 鉄道事故調査官
「右側が川ですが、川の方に前の2軸が脱線している状況。石があったのは事実ですが、それがどこから来たのかは、まさにこれからの調査になる」

運輸安全委員会は、あす26日以降も聞き取りなどを進め、「事故の原因究明に努める」としています。

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