<レスリング>日体大柏(千葉)が2年連続6度目の優勝…2023年風間杯全国高校選抜大会・第2日(学校対抗戦)

▲決勝は逆転勝ち、2連覇を達成して応援席の歓声にこたえる日体大柏の選手=撮影・矢吹建夫

 

 2023年風間杯全国高校選抜大会・第2日は3月28日、新潟・新潟東総合スポーツセンターで学校対抗戦の準々決勝から決勝が行われ、日体大柏(千葉)自由ヶ丘学園(東京)の関東対決となった決勝は、日体大柏が4-3で勝利。2年連続6度目の優勝を遂げた。

 日体大柏は、今年から55kg級へアップした昨年のJOCジュニアオリンピックカップ51kg級王者の片岡大河を、学校対戦に限って51kg級に起用する布陣。準々決勝で同じ関東の花咲徳栄(埼玉)を5-2で破り、準決勝では一昨年の覇者の鳥栖工(佐賀)を4-3で撃破。

 決勝は、関東予選決勝で敗れた自由ヶ丘との再戦。51kg級の片岡が勝って幸先いいスタートを切ったが、55kg級で全日本王者の金澤孝羽相手に黒星を喫するなどして、チームスコア2-3とリードを許した。しかし、80kg級で石坂陽典が関東予選で敗れた小川滉を破って追いつき、125kg級で金澤空大が勝って4勝目をマークした。選手不在だった51kg級に片岡を起用した作戦が、準決勝と決勝では見事に当たり、王座を守った。

 2018年大会に続いて決勝に進んだ自由ヶ丘は、あと1勝で悲願の全国一を逃した。3位は鳥栖工と、3階級不在で闘った埼玉栄(埼玉)が入った。

 各試合結果は下記の通り。学校対抗戦のあとは、個人戦の各階級2回戦までが行われた。


トーナメント表 1回戦 2回戦 3回戦 準々決勝 準決勝・決勝


学校対抗戦

 ▼決勝
日体大柏(千葉)○[4-3]●自由ヶ丘学園(東京)

 ▼準決勝
日体大柏(千葉)○[4-3]●鳥栖工(佐賀)
自由ヶ丘学園(東京)○[5-2]●埼玉栄(埼玉)

 ▼4回戦
日体大柏(千葉)○[5-2]●花咲徳栄(埼玉)
鳥栖工(佐賀)○[5-2]●飛龍(静岡)
埼玉栄(埼玉)○[4-3]●和歌山北(和歌山)
自由ヶ丘学園(東京)○[6-1]●秋田商(秋田)

▲大激戦となった決勝60kg級、日体大柏の小岩皆人がラスト19秒に1点を取って逆転し、貴重な白星をマーク=撮影・矢吹建夫

▲125kg級の金澤空大が勝ち、勝利の雄叫び!

▲日体大柏・森下史崇監督の胴上げ=撮影・矢吹建夫

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