河本力が「賞金王」を目標に掲げる理由

河本力が2年目のシーズンイン。再びの活躍を誓った(撮影/塚田達也)

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(28日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

初優勝を含む2勝を飾り、賞金ランキング9位と華々しいルーキーイヤーを送った河本力が2年目のシーズンを迎える。開幕を2日後に控えて「ゴルフの仕上がりはすごくいい。チームでミーティングをしながら、効率よくレベルの高い状態を保てていると思う」と自信をみなぎらせた。

オフは下半身や体幹を含む全身のトレーニングに注力。「トレーニングでスイングを変える。これまでバックスイングで背骨が反っていたが、腹筋にずっと力を入れ続けられることでトップが手元から離れなくなった」という。持ち前の飛距離に加え、「去年より確実にアイアンのブレ幅が狭くなっている」とうなずいた。

シーズン2年目の目標は「賞金王」だ。すべては、かねて意欲を示す米ツアー参戦を見据えてのこと。「結果で証明して、日本中の皆さんが納得して“アメリカに行った方がいい”と思えるように。自分の不安も消えると思うし、その目標として賞金王になりたいのはすごくある」。アメリカに向けた「準備期間」と捉える今季に向け、オフに肉体をとことん鍛えあげてきた。

予選ラウンドは、同じ日体大OBで1年後輩にあたる中島啓太、ともに飛ばし屋として鳴らす蝉川泰果との組み合わせ。「すごく良い組み合わせ。うれしいですし、ワクワクしています」と声を弾ませた。(愛知県桑名市/塚田達也)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン