クレカで「タッチ決済」、神奈川県内交通機関にも拡大   江ノ電、4月に全駅導入予定

タッチ決済専用機器にクレジットカードをタッチするイメージ(東急バス提供)

 駅の改札やバスの乗降口でクレジットカードをかざして運賃を払う「タッチ決済」の普及が、県内公共交通機関でも進みつつある。京浜急行バス(横浜市西区)は昨年7月に羽田空港~横浜駅(YCAT)線で導入し、3月からは新たに4路線を追加。江ノ島電鉄(藤沢市)は4月中に全駅で導入する予定で、稼働すれば首都圏の鉄道では初という。

 クレジットカードの運賃決済で導入が増えているのは、VISAブランドを扱う三井住友カード(東京都)。羽田空港発のリムジンバスとしては初の取り組みとなった京急バスも、同カードを活用する。

 こうしたクレジットカードを専用の端末にタッチするだけで運賃を支払えるシステムは、海外では600を超える都市の交通機関で導入済みとされている。多くの訪日外国人客にとって身近な決済方法で、切符購入のストレスもなくなるという。

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