タクシー運賃、値上げへ 長崎県本土地域 九州運輸局「改定が必要」

 九州運輸局は28日、離島を除く長崎県本土地域でタクシー運賃の改定が必要と判定したと発表した。引き上げ幅の審査などを経て、新運賃を公表するまで半年程度かかる見込み。値上げは2020年2月以来となる。
 県内大手ラッキー自動車(長崎市)が昨年12月、初乗り運賃(距離1キロまで)を現行590円から60円の引き上げを要請した。同局によると、3月13日までに県本土の長崎Aブロック(事業者91者、所有車両2113台)で45者1659台が要請。2月16日時点で審査開始の条件となる車両数ベースの7割以上に達していた。
 一方、県内離島の長崎Bブロック(事業者30者、所有車両207台)は3月27日時点で14者121台が要請。車両数ベースの58.45%で7割に達していない。5月1日まで申請を受け付けている。


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