県ネクストリーディング企業 3社が取り組み発表 長崎・CO-DEJIMA

事業内容を報告するリエゾンデザインの川副代表=長崎市、CO―DEJIMA

 今後5年間程度で高い成長が期待される「県ネクストリーディング企業」の取り組み事例の発表会が22日、長崎市出島町のCO-DEJIMAであり、スタートアップ企業3社の代表が事業内容や今後の目標を語った。
 2022年度から県内のサービス産業支援に取り組む県産業振興財団が主催。県は同年度、3社を含む県内企業32社を県ネクストリーディング企業に認定している。
 介護従事者向けのシステムを開発、提供する「Liaison Design(リエゾンデザイン)」(同市)の川副巧成代表は、介護従事者が要介護者を介助する様子を撮影した動画をデータ化することで、自立支援に向けた適切な介護メニューを提案したり、必要な計画書・報告書を自動作成したりできるシステムを説明。昨年4月から本格的にサービスを提供し、全国の約30事業所で導入実績があると述べた。
 県が実施した投資家とのマッチングイベントを機に、株式投資型クラウドファンディングで計1910万円を資金調達したことも報告。「いい方法で活用して、県内の一つの産業として成長させたい」と話した。
 「オーシャンソリューションテクノロジー」(佐世保市)の水上陽介代表、「Standard Force(スタンダードフォース)」(大村市)の原田岳代表も発表した。

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