長崎県議選あす告示 66人出馬へ 無投票5選挙区か

リハーサルで選挙の「七つ道具」の交付手順を確認する県選管職員ら=県庁

 長崎県内の統一地方選第1ラウンドの県議選が31日告示される。これまでに16選挙区(定数46)に対し66人が立候補を表明。長崎市や佐世保市・北松浦郡などの選挙区で激戦が予想される一方、無投票当選は5選挙区に上る見通し。女性は過去最多の9人が出馬する予定。投票は4月9日。
 立候補予定者の内訳は現職39、元職1、新人26。政党別では、自民党は現有議席31を上回る33人を擁立。立憲民主党は現在から1増の3人の当選を目指し、国民民主党も1議席積み増し4人を議会に送り込みたい考え。公明党と社民党はそれぞれ現在の3議席、2議席を死守する方針。共産党は2増の3議席確保を狙う。日本維新の会は2人を、参政党は1人を、それぞれ初めて県議選に立てる。無所属は15人が出馬を準備している。
 無投票の公算が大きいのは、諫早市(定数4)、平戸市(同1)、対馬市(同1)、壱岐市(同1)、雲仙市(同2)の5選挙区。無投票になれば平戸、雲仙両市は4回連続。無投票の選挙区が最も多かったのは前回と前々回の7。
 立候補の届け出は午前8時半~午後5時、各選挙区の市役所などで受け付ける。期日前投票は1~8日に公共、商業施設など155カ所で実施し、日程や時間はそれぞれ異なる。
 29日は県庁で、西彼杵郡選挙区の立候補届け出の受け付けリハーサルが実施された。

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