福井の眼鏡産業の黎明期を描き、オール福井ロケで制作した映画「おしょりん」が10月20日から、全国に先駆けて福井県内4館で公開される。配給元のKADOKAWAが3月29日発表した。眼鏡を中央に配置したポスターも公開した。
明治時代に麻生津村(現福井市)で福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門、幸八兄弟を描いた作家藤岡陽子さんの同名小説が原作。五左衛門を小泉孝太郎さん、五左衛門の妻むめを北乃きいさん、幸八を森崎ウィンさんが演じた。福井市出身の津田寛治さん、坂井市出身の高橋愛さんも出演している。
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映画「えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。」の児玉宜久監督がメガホンを取った。脚本は児玉監督と、越前市出身の脚本家関えり香さん。ロケは昨年2~4月に県内11市町で行われ、子役やエキストラとして多くの県民が出演している。
テアトルサンク、福井コロナシネマワールド(福井市)、鯖江アレックスシネマ(鯖江市)、敦賀アレックスシネマ(敦賀市)で上映する。全国公開は11月3日から。