密室で体を触る… 放課後デイサービスで性的虐待 元管理者が数年にわたり複数の女児に 県が指定停止 広島

広島県東広島市にある施設で、管理責任者が数年にわたって複数の女の子の体を触るなどの性的虐待をしていたとして、30日、県はこの施設の指定停止処分を発表しました。

30日、県が指定停止処分にしたのは、東広島市の「アビリティ」が運営する、東広島市西条町の指定障害児通所支援事業所「放課後等デイサービスかりん」です。

県によりますと、この施設の元管理者で児童発達支援管理責任者は、過去数年にわたって、施設内の密室で、施設に通う複数の女の子と2人きりの状態で、胸や尻などを触り、抱きしめるなどの性的虐待をしていたということです。

去年6月に匿名の通報があり、県と東広島市が合同で立ち入り検査などを行なった結果、施設内の防犯カメラなどから虐待行為が複数回確認できたということです。

聴取に対して元管理者は、「ハグはしていない」などとうその答弁をしていたということです。元管理者は、去年9月に退職していますが、県はすでに東広島警察署に情報提供をしているということです。

この施設には障害のある小学生などが通っていて、県は指定停止となる6月から8月末までの間、運営する事業者が別の受け入れ施設を探すとしています。

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