「アートに障害関係ない」 横浜で「ダイバーシティ・イン・ジ・アーツ公募展」開催

作品「カラフルの茶箱」を観賞する来場者=横浜市港北区の横浜ラポール

 多様な価値観が広く受け入れられる社会の実現を目指し、障害のある人が手掛けたアートを紹介する「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS(ダイバーシティ・イン・ジ・アーツ)公募展」が4月2日まで横浜ラポール(横浜市港北区)で開かれている。入場は無料。

 今回で5回目となる同イベント。国内外から2246点の応募があり、審査員が選んだ87点の絵画や書、造形作品が並ぶ。主催する所果絵さんは「障害のあるなしに関係なく認め合える場がアート。気軽に見に来てほしい」と呼びかけた。

 母親と訪れた会社員の女性(48)は「発想がすてき過ぎて、時間を忘れて見入ってしまった。バスを待つ間だけのつもりで来たが、さらっと見て通り過ぎることができなかった」と驚いていた。

 問い合わせは同財団公募展係電話06(6940)6767。

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