テレビ見逃し配信が始まり、今や多くの人がスマートフォンで番組を視聴するスタイルが定着。地方局発の番組が認知度を上げる中、福島中央テレビの「ゴジてれChu！」（月～金曜午後3：50）の火曜日のミニコーナー「にゃん旅鉄道」が、映画・漫画化されるなど多くの人に愛されている。
「にゃん旅鉄道」は、会津鉄道・芦ノ牧温泉駅のネコ駅長・らぶの仕事や昼寝、散歩の様子を写真家・五十嵐健太氏が捉え、癒やしのひと時を届けるミニ番組。残念ながら、らぶは昨年10月に永眠。現在はらぶの弟・ぴーち、妹・さくらがのんびり旅を続けている。
2019年に始まったこのコーナーは、22年に「劇場版 にゃん旅鉄道」と題してスクリーンへ進出。ネコ目線の優しい実写映像にアニメーションを効果的に組み合わせ、らぶたち3きょうだいの日常と成長を描いた。声優には南條愛乃、榎木淳弥、上坂すみれ、明坂聡美が参戦し、主題歌を大黒摩季が手掛けるなど豪華布陣で地域の魅力発信や観光誘致に一役買っている。さらに、「にゃん旅鉄道」をモチーフにした創作漫画「にゃん旅鉄道～さくらの物語～」も配信され、もふもふたちは多方面から熱視線を浴びている。
番組は1分と短いながらも、TVerでのお気に入り数が2.5万人を超えるなど大注目。放送から1カ月間見逃し配信されているので、いつでも癒やしの補充が可能。また、未公開シーンを含んだWEB限定動画もふんだんに投稿されているので、見始めると1日溶かすことは間違いない。
