希少植物「守りたい」 東方小児童ら自生地観察 小林

地域の自然を学ぶ授業で「オオヨドカワゴロモ」について学ぶ児童たち

 小林市・東方小(野添和洋校長、111人)は1月30日、県総合博物館と共同で地域の自然について学ぶ授業を開いた。4年生17人が西諸地域の希少植物などについて理解を深めた。
 持続可能な開発目標(SDGs)推進へ向けた学習の一環。同館学芸課の黒木秀一課長は、霧島連山周辺には県内の野生植物の約半数が生息していることなどを紹介した。
 その中で、小林市にだけ自生する「オオヨドカワゴロモ」を挙げ、清流でしか育たないなどの特徴を説明。児童はバスで自生地に行って実物を観察し、周辺の清掃活動も行った。
 吉丸竜聖君(10)は「思ったより小さく、触るとザラザラしていた。川をきれいにして守っていきたい」と話していた。

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